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親友の定義 - 2010.06.09 Wed

親友と呼べる人... 何人いますか?


小学生の頃、気が付くとグループの中心人物になっていた。
いつも自分の周りには、友達がいて...いわゆる‘しきり屋さん’のような位置。
修学旅行の時、別グループのリーダ的存在のある女の子に
「結局ここでも、○○ちゃん(私)が頭領か…」と言われ嫌な思いをした。
一人っ子だった私はとても寂しがりやで、友人に囲まれているのがとても心地よかったのだが
その頃から、中心人物でいたくない と思うようになったように思う。

中学生ぐらいから、女の子は少人数で行動するようになる。
親友と呼べる人数は2.3人に絞られてくる。
親に話せないようなことも、親友になら話すことができる、信頼できる友人。

高校や大学、専門学校では信頼できる人と社交的にそつなく付き合う友人と分け始める。
社交的に付き合うことが、社会で生きていくうえで大切な事でもある事を学び始める。

学業を終え、就職し、社会人となると好き嫌い関係なく職場では付き合っていかなくてはいけなくなる。
もちろん、職場で親友と呼べる人との出会いがあれば、それが望ましい。
が、私の場合、学生時代の親友ほど職場では信頼できる友人には巡り合わなかった。

そして、結婚。
既婚後、妻となり母となり社会から離れての生活となると出会いは
子供を通じての母親同士の付き合いが主となってくる。
個人としての○○さんではなく、○○くんのお母さん…としての付き合い。

お互い家族もあり、話す内容、自分の言動はすべて夫にも影響する。
そうなると、当たり障りのないような話しかできなくなる。(ような気がする)
学生時代のように、開けっぴろげな話はなかなかできない。
学生時代の友人もそれぞれ、結婚のタイミングや子供の年齢、生活もさまざまで
それにより、連絡を取り合って会っていたのは結婚後何年までだっただろう...。

そんな中、私は偶然一人の友人と出逢った。
その友人とは、当時スーパー銭湯に行くのがマイブームで‘サウナ’目当てに毎日のように行き
そこで出会った友人だ。
後になって、長男同士が同い年で同じ小学校。 しかも住まいもごく近所だという事を知る。

出会いが子供を通してではなく、また夫同士も関係なく、個人として出会ったためか
意気投合してからはみるみるうちに親交が深まり、その後は
子供同士も、そして家族ぐるみで交流したりしながら、かれこれもう10年ぐらい友情が続いている。
その彼女には、何でも話せる。
学生時代のように、開けっぴろげに本音で話せる。
時には眉にしわを寄せたくなるような話もあったかもしれないが、彼女は聞いてくれるし
率直な意見を述べてくれる。



彼女が一度、重い病気になり急遽入院したことがあった。
私は毎日、彼女の病室に行った。
今日は忙しくて...という日は暗くなってからでも病室に会いに行った。
入院している間はずっと。

辛いことがあれば、何でも力になりたいと思う。 できることとできないことはあるとは思うが
彼女の辛い顔は見たくないし、彼女の幸せは心から願う。

友人とは...或いは親友とは...
多少の犠牲を払ってでも、その友人のために動ける人、だと思う。
相手のマイナスな部分も理解できる人、またはそこまでも含めてその人を認めることができる人
性格や育った環境、いろいろと違うことはあっても...。
それが親友だと最近思った。 そんな人はそうたくさんはいない。
学生時代、親友だった友人も、今はそこまでの友人だろうか...とふと考えた。

既婚後、一時期アルバイトでスイミングに勤めたことがある。
そのインストラクター仲間に
「○○さん(私)って、すっごい打ち解けて心開いてるように見えるけど実は、壁があって
その壁をなっかなか低くしてくれないよね」っと
ズバっと言われハっとしたことがある。
そうなのだ。
私はそつなく友人として付き合っててもなかなか壁を取っ払っていなかったりする。


性格的なものもあるとは思うが…
広く浅く社交的に友人がたくさんいる、というのもそれはそれでステキな事だと思う。
ただ私の場合、そつなくお付き合いはできるものの
社交的とは決して言いがたい性格なためか
‘広く浅く多い友人’ より ‘狭いが深く話せる少数の友人’ の方になっている。

何でも話せる相手だった友人と、今でも電話で話したりはするが
何でも全て話したりはしていない。
何でも話す友人は、気付けば私にはたった一人となっている。
近所に住んでいる彼女だ。

それでも、全てを話せる友人がいることが、私にはとっても幸せな事に思う。



*-+-*-+-* つたないブログ 読んでくださって ありがとう *-+-*-+-*



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● COMMENT ●

アガノさんへ

本当に困ったときに、あなたのために動いてくれる友人、何人いますか?と
今の若い世代の子に聞くと...
10人以上の数字を答える子が多いが、実際窮地に立たされた時に、その友人たちに助けて!と縋っても実際動いてくれる子がいなかった。。
そんなドラマを以前見て、今の風潮を現しているなぁと思い鑑賞しました。
メルトモと携帯のアドレス帳に登録されている数はものすごい数がいて、自分には親友がたくさんいて寂しくないと思っているのですが、
たくさんの友人より本当に自分の事を思ってくれる人は...と問う。

アガノさんのご経験された事はまた違ったお話ですが、親友とは本当に自分のことを想ってくれている友人ですよね。
本当の親友はそうそうできるものでもなく、貴重な存在。そういった貴重な存在だからこそ一生付き合える、多少の犠牲も払おうと思える相手なのですよね。
貴重なお話、ありがとうございました。

パンくんママさんへ

友人は多い方が良い...
でも親友は一人で良い。
名言ですね。
先日TVで、親友の数をボードに書くというのを芸能人がやっていました。
その際、ある法則がそこにもありました。
年齢が上がると共に、親友の数も減るのです。
それは、減るのではなく、本当の親友が見極められていくのかもしれない...と思いました。

大切なかけがえのない親友をご病気で亡くされる気持ちは、私にはまだ味わったことのない経験ですが、悲しいを通り越して苦しい思いであったのでは...とお察しします。
これから年齢が上がると共に周りの友人や親友を病気で亡くすという経験もありうる事ですよね...。あまり考えた事もなかったけど、心しておかないといけないことだと思いました。
貴重なお話、ありがとうございました。

こんばんは

今日の記事は実体験で感じました!
自分が会社経営の時はけっこう回りに親友が
いると思っていましたが、倒産(正確に言う自分で廃業)して
借金が○千万円で…生活にも困っている時に
助けてくれたのは1人だけでした…
涙が出るくらい嬉しかったです。

親友と呼べる友達は1人いれば十分と思いますよ(^^ゞ

友人と親友

友人は多い方が良い...
でも親友は一人で良い。

よく言われることですね、私もそう思います。
一人で良いと言うよりも、全てを話せる人って
作ろうと思っても作れないでしょ。
noaさんにとって今一番のご友人。
大切にして下さいね。

私は十数年前、学生時代の親友を病気で亡くしました。
今の私にも親友と呼べるのは、あと一人だけ。
でもお互いに家庭があり、会うことも難しい現状ですが
全てを話せて、そして力になれるのは彼女だけ
…って思ってます。


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